僕は、どこに出もいるような弱いメダロッターだった・・・・。
だが、デスメダロットを手に入れたことで世界が変わった。
今まで強いと感じていた者が、
弱い・・・弱すぎる・・・・。
デスメダロットを使うようになって強さの代わりに、周りの僕を見る目が変わった。
哀れんでいるような怒っているようなそんな目・・・。
そして、友達には嫌われロボトルをやってくれる人も次第にいなくなった。
でも、強い者が正しいのなら友達なんていなくても良い。
僕には、デスメダロットがいる。
こんなに頼もしい友達は他にはいない・・・・。
空は澄み渡りいつもの朝がやってきた。
「ふぁ〜。おはよ・・・。エクサイズ。」
「・・・・・・・・・。」
少年はエクサイズに挨拶をしたがエクサイズからの返事は帰ってこなかった。
デスメダルには感情回路が無いため当たり前のことでは有ったが少年は少しだけ悲しいようだった。
「い・・いいよエクサイズ、別に無理して返事しなくても・・・・。」
少年はエクサイズが返事をしようとしているように振る舞って、自分が悲しまないようにした。
そして、デスメダロッチにエクサイズを戻し階段を下りていった。
「母さん、ご飯できてる?」
「できてるよ。」
少年は、ご飯を食べて家を後にした。
玄関を出たところで、少年を待っていたのだろう。一人の少女がたっていた。
「もう・・・。遅いぞ。ユウ。」
「ごめんごめん。待ったかい?カズハ。」
「別に、今来たところだよ。」
ユウと呼ばれた少年はカズハという名の少女と日常の会話をしていた。
しかし、カズハにはユウが何かで悩んでいるように見えた。
そして、歩いて10分ほどの学校へと向かった。